廃家電処理フロー
当社のプラントは大きく分けて「手解体」「破砕選別」の2工程で構成されています。 廃家電は先ず手解体により大型部品や単一素材部品を取り外し、それぞれに分別回収を徹底いたします。
その後残りの部分は大型破砕機に投入し、機械選別を経て鉄・非鉄・プラスチック等に分別回収いたします。
それぞれの工程のベストミックスで作業効率を高めています。
手解体工程
当社の特色として、手解体にウエイトを置いている点が挙げられます。
手解体による、銅管、アルミニウム、複合大型部品、単一素材プラスチック等の分別回収を徹底することにより回収品の利用価値を高めています。
また、オゾン層の破壊や地球温暖化を促進する冷媒フロンに代表される有害物質の回収も確実に行います。
主な手解体物
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モーター
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コンプレッサー
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熱交換器
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プリント基板
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SUS製洗濯槽
機械破砕・選別工程
手解体により主要部品を回収した後の廃家電は、大型竪型破砕機に投入、細かく破砕した後、磁選機・非鉄選別機により
鉄・非鉄・ミックスプラスチックに機械的に分別します。
このとき、一部の冷蔵庫の断熱材ウレタンに含まれているフロンも高効率で回収します。
破砕機
手解体後の部品は、大型破砕機で粉砕します。
風力選別機
比重の軽いウレタン片を吸い上げ回収します。
ウレタン減容機
ウレタン片を圧縮し、
発泡剤として含まれている
断熱材フロンを
取り出します。
非鉄選別機
渦電流で銅・アルミニウムなどの非鉄金属と
プラスチックを分別、回収します。
断熱材フロン回収機
断熱材フロンを活性炭に
吸着させ、
液化回収します。